どうも、こんばんは。
しつこい営業の電話に対して「Def tech」の「My way」を歌った緒方です。
ご機嫌いかがでしょうか。
-七月某日-
※「緒方君…ごめん。緒方君に融資する予定だった◯万円、出来なくなっちゃったよ…」
緒方「…いえ、わたしのことは気にしないで下さい。何かあったんですか？」
※「実は、手形が一枚不渡りになってて現金にできなくてねぇ…。先方にも連絡つかないし困ったもんだよ」
手形は企業や個人間における信用決済である。
※さんはとても人が良いので、長年の取引実績があったのに裏切られてしまったのだろうか。
緒方「そうでしたか…。回収できるといいですね。私に何かできることがあればお手伝いします」
※「本当にごめんねぇ…」
※「緒方君は、お店を株式化しないの？株だったら全然買うんだけど」
緒方「…今はまだデメリットの方が多いので。ゆくゆくは株式化したいですけどね」
※「資金繰りか…うーん。後は、商工会議所とか公庫とかに当たるしか無いかな」
ご自身が大変な目にあっているのに、私の心配をして謝まってくださるなんて、むしろこちらこそ申し訳ないです…。いつか力になりたいな。
しかし、これでふりだしか。どうしようかな。
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現在、私は一人で仕事を回している。
一人でやるということは、人件費を節約するという側面では効果的であるものの、必要な業務に取り掛かるのにどうしても時間がかかってしまう。
当店の主な支出は家賃。家賃は一分一秒ずつかかる「限られた時間」とも言える。
仕事を回すために時間がかかると結局は本末転倒となり、時間が味方をしてくれない現状では赤字となってしまう。
本来なら人を雇って仕事を分担できると、経理などの本業と少し離れた仕事なども、時間にとらわれずに進めることができる。
しかし、そうすると人件費がかかるジレンマとなり悪循環に陥るので、どうしても元手となる資金が必要だった。
「一人でやれる仕事量などたかが知れている」という点に気付くのに時間がかかってしまった。
緒方は資金繰りに打って出るが、借金の経験がないため途方に暮れていた。
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とりあえず資金繰りをしつつ、通常業務の他に経理もやらないと。
それにしてもレンタルボックス店の経理の付け方、かなり特殊なんだよなぁ…。
U君に聞いてみよう。（※U君については「第58回 全ての人に花束を 〜その2〜」をご覧ください）
-新宿-
U君「緒方さん、お疲れ様です。腸炎大丈夫でした？」
緒方「う、うん…多分大丈夫です（実は腸炎治って以来初めてのお酒）ちょっと経理のことで相談を」
U君「了解です！『やよい』はうちの会計事務所でも使ってるので問題ないですよ」
…数時間後…
緒方「…なるほど。うちの場合は売上金で記帳せずに、受託販売金で計上すればよかったのか。勉強になります」
U君「1000万円を超えると課税対象になるので、こちらの方がいいですね…」
緒方「色々と助かります。U君、もしよければうちの経理を税理士としてお願いできませんか？」
U君「すいません。僕は税理士じゃなくて、社労士を目指しているんです…。なので税理士の仕事が出来ないんですよ…」
緒方「そ、そうでしたか…。残念…」
U君「うちの事務所に税理士たくさんいますから、紹介しましょうか？」
少し悩んだが、私はU君自身に頼みたかったので、もう少し考えることにした。
翌月が社労士試験だったのにも関わらず、色々と教えてくれてありがとうございました。
-八月某日-
作家様「こんにちは！納品に来ました」
緒方「こんにちは。いつもお世話になっております。」
あれ？そういえば…
緒方「そういえば〇〇さんは以前、自営業やられてましたよね？経理もご自身でやられてました？」
作家様「いえいえ！凄い忙しかったので、うちの場合は税理士さんにお願いしてましたよー！」
緒方「あー。やはりそうですよね」
作家様「もしよければご紹介しますよ？すごく良い方で、親身になって色々手伝ってくださる方です！」
作家様に紹介していただき、私は税理士さんとお会いすることにした。
いったいどのような方が来るのだろうか。
