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【ブログ】第64回 屍を越えてゆけ 〜その2〜

どうも、こんばんは。

「はないちもんめ」で取り合いになることに憧れた緒方です。

ご機嫌いかがでしょうか。

医師「エコー検査の結果、他の臓器には異常はなさそうですが、盲腸の可能性がありますね。CT検査をお勧めいたします。

当院にはCTが無いので、必要でしたら紹介状を書きますよ?」

 

まずいな…。思ったより悪いかもしれない。

それにしても、どこでCTを受けるべきかな…。

 

緒方「わかりました。じゃあ〇〇病院(最初に受診した病院)へ紹介状をお願いします。

あ、それと前の病院で薬をこれだけ処方されたのですが、合ってますか?」

医師「んんー、これとこれはいらないですね…」

やはり。

2日しか飲んでいないけど多い割に全然効かないと思った。

浅草橋の病院、色々と助かりました。

 

さて、紹介状を書いてもらえた。

まぁ紹介状があれば、いくらあの病院でもCTぐらいは対応してくれるだろう。

でも一応念のため電話で聞いてみるか。Trrrr…

受付「はい、〇〇病院です」

緒方「すみません、別の病院でCTを撮ってもらうように紹介状を書いてもらったのですが、予約の必要はありますか?」

 

症状がきついので、なるべく予約は避けたいし、時間もかかって欲しく無いな…。

 

受付「え?あー…どうでしょう。確認してみますね」

 

なんだか期待できなさそうだなぁ…。

 

受付「えーとですね、当院で外科を受診してください。外科の先生の問診を受けて、CTの必要があったら受けられます」

 

いや、その当院の診察が外れてたからセカンドオピニオンしたんだってば

それだと紹介状の意味なくない?

 

緒方「…それで、その外科の予約はどのくらいかかりますか?」

受付「うーん、一概には言えませんね」

緒方「CT自体はどのくらいの時間がかかりますか?」

受付「うーん、一概には言えませんね」

 

ダメだこりゃ

 

せっかく紹介状を書いてもらったけど、無駄になってしまった。

どこか他にCTを受けられそうな病院は…ん!

以前住んでいた浦安で、一回行ったことがある病院!あそこは、対応が良かった気がする。

早速電話をしてみよう。

 

緒方「すみません。別の病院でCT検査を勧められたのですが、紹介状や予約等無しで、すぐに診察を受けられますか?」

受付「はい、大丈夫ですよ。時間帯によっては混み合うかもしれませんが、当日でも大丈夫です」

緒方「わかりました。それでは水曜日に来院します」

 

助かった…。とりあえず、CTの受診はできそうだ。

 

〜水曜日〜

 

 

緒方「…というわけで、CTを受けに来ました」

医師「わかりました。じゃあそこの台に横たわってくださいね」

 

ぐいっ

緒方「いたたたた!!」

医師「…!今のが痛いんですね…。すぐにCT撮りましょう」

 

〜20分後〜

 

医師「これはひどい腸炎ですね…。かなり炎症が激しいです。このままいくと虫垂炎(盲腸)になります。

1日でも早く入院をして、手術をお勧め致します」

 

緒方「すみません。私は個人事業主でして、どうしても入院は避けたいです」

 

医師「うーん…。現在、これだけ炎症を起こしてるのに、熱が出てないのは不幸中の幸いです。

虫垂炎から腹膜炎を起こすと命に関わるので、早めに休業の手続きをした方が…」

 

緒方「まだ、処方箋が2日分残っています。残りのこれで改善したら入院は避けられますか?」

 

医師「土曜日に投薬を開始して、まだこれほどの炎症だと、改善する見込みはかなり低いですが…」

 

緒方「わかりました。2日で治してみせます」

 

医師「それでは金曜日にまた来てください。あと、緒方さんのCT画像をDVDにしましたので、これをお持ち帰りください」

 

(CT画像は気分を害される方がいるかもしれないので載せません)

 

現段階では、歩くと鳩尾や右腹が痛いけど、痛みのピークは過ぎたような気がしなくも無い。

うーん、入院かぁ…。

なるべくダウンタイムが短いほうが良いんだけど、盲腸の治療はメリットとデメリットがあるようだ。

 

【腹腔鏡手術】

メリット:再発しない。手術自体はすぐに終わる。

デメリット:腸閉塞・腸捻転の可能性がある。術後3年間は大腸ガンのリスクが上がる。

 

【薬で散らす】

メリット:切らずに済む

デメリット:入院期間中は絶食。4割ほど再発のリスクがありその場合は開腹手術になる。

 

腹腔鏡手術は早く退院できるみたいだけど、全身麻酔からのリハビリが大変らしい。

さらに、かつて盲腸は「いらない器官」と言われていたけれど、最近の研究発表では免疫細胞が含まれているとの見解もあるそうだ。

もともと健康な体だから、特別なことはしたくないなぁ。うーん…。

 

あ、そうだ!ノギスさんに聞いてみよう。

 

【ノギスさん】

当ブログでも度々登場する、やたらと貧乏くじを引く前職の工場長。

40代前半にして「ヘルニア」「肺炎」「盲腸」のトリプル役満を達成する、まさに負傷のデパートのような方。

また、「ヘルニア」と「ギックリ腰」のスイッチヒッターでもあり、某接骨院では「腰の王子様」という称号を手にした。

ノギスさん「おー、おがっちゃん久しぶり!え、またシャッター壊した!?

緒方「いや、今回は別件で。実はかくかくしかじか…」

ノギスさん「あー、そういうことか!盲腸キツイよねぇ」

緒方「手術と薬ってどっちがいいんですかね?」

ノギスさん「俺の場合は薬で散らすために入院してたんだけど、途中で腹膜炎になっちゃってさ。途中で手術になったよー」

 

んー、やっぱりそうなのか。

 

ノギスさん「あ、ちなみにおしっこが出ないと管入れられるんだけどさ。あれは盲腸より痛いから気をつけて!」

 

よし、残り2日で絶対に治す

 

今まで12時過ぎに晩御飯を食べていたのを、9時までに変更。

しばらくはお粥生活に変更。

早く帰って早く寝る!今できることはこれくらい!後は運次第!

 

〜金曜日〜

医師「よ、よくここまで治しましたね…。痛みますか?」

緒方「いや、今はあまり痛まないです」

医師「正直あそこまでいくと、悪くなることはあっても、良くはならないんですが…。

運良く炎症が盲腸を外れたとしか考えられません。強運としか言えません」

 

緒方「今回、何が原因でこんなに悪化したんですか?」

医師「一番の原因は疲労ですね。個人事業主と言ってましたけど休み取れてますか?最後に休んだのはいつ頃ですか?」

緒方「元旦ですね」医師「それですね」

医師「とりあえず、再燃の可能性は十分にありますので、ここ二週間は絶対に安静にしてください。お酒も控えてください」

 

今回の件で、健康のありがたみを痛感しました。

しばらくは、あまり無理せずに仕事をしていこうと思います。

最後に、治療に携わってくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

ん、水道トラブル5000円。トイレのトラブル8000円。

緒方のCT5310円って、私は便器に負けてるの?

あ、保険適応無しだと17,520円だったのか。よかった。

 

9000円差をつけて便器に勝った