どうも、こんばんは。
ところで、皆様は「ブロッケンG」をご存知でしょうか?
そうですね。周知の通り、私が子どもの頃愛用していたミニ四駆の名前です。
前にモーターが搭載されており、その重さを生かして他者のミニ四駆を踏み潰す必殺技「ハンマーGクラッシュ」は圧巻でした。
この必殺技を使うには、まず掛け声とともにミニ四駆が飛び跳ねなければなりません。
そのため、ミニ四駆との意思疎通が必須でした。
私は幾千の夜を越え、ブロッケンGと寝食を共にし、信頼関係を築き挙げました。
そしてついに、ブロッケンGと「ハンマーGクラッシュ」を完成させるために、路上でテスト走行をしたある日。
軽トラックに無情にも踏み潰されて、ブロッケンGは散っていきました。
時速40km/hで走行する軽トラック。そこに必殺技なんて無かったのです。
そのような経験を経て、私は大人になりました。
前回、棚の設計を完了し材料を購入しました。
設計上、大きさを3’x6’材と合わせることにしたため、歩留まりはかなり良いです。
3’x6’材は910幅なので、一枚につき3つの部品を取ることができます。
3’x6’材が4枚必要となったため、カット代も含めトータル18,000円です。
13個の部品で構成されるため1つ部品が足らなくなりますが、
最終的には数台作るため、そこで帳尻を合わせることができますね。
さて、上の図面の通りに切り欠き(継手部分)を作るために、糸のこぎりでカット…したのですが、とんでもなく難しかったです。
板が厚いため糸のこぎりがグニャグニャ曲がり、まっすぐ切ることができないのです。
これは困った…
私のセンスの無さに絶望した…
途方に暮れていたとき、ある人物を思い出しました。元大工の「タングステン」さんです。
きっと彼ならいいアドバイスをくれるに違いない!
そう思い、早速会いにいきました。
緒方「…というわけで、全くうまく切れないんですよ」
タングステン「糸のこぎりで真っ直ぐ切るのは、プロでも難しいと思いますよ。ましてや、この板厚だと厳しいですね…」
緒方「どうすればいいですかね?」
タングステン「丸ノコだと真っ直ぐ切れますが、切り欠きの場合だと技術が必要なんですよね。ジグソーはどうですか?」
※ジグソーとは、持って使う電動のこぎりの様なものです。
タングステン「あとは治具を作って定規にして、切るしかないですね」
緒方「なるほど、早速やってみます」
タングステンさんのアドバイスを受け、まず使いやすい治具を設計しました。
バッチリですね。
これを定規がわりにすれば、まっすぐ切ることができます。
しかしジグソーでも、切り欠きの中の部分をカットするのがとても難しいという問題点があります。
困っていると、
???「どうやら、これを使う時が来た様だね!」
緒方「そ、その声は…Sさん!?」
Sさんが差し出したのは、
ショップジャパンで購入した、1万円ほどする高価な工具でした。
Sさんは私がやろうとしている仕事に関して、すごく興味を持ってくださってる上に、色々と協力してくれるありがたい先輩の一人です。
緒方「Sさんありがとうございます!」
Sさん「なぁに、俺も完成が見たいからね」
なんてクールなんだ!
そして、さらに合わせた治具を作り、
綺麗にカットすることができました。
さらにやすりがけとかもしなくてはならないので、一台作るのに1日近くかかりそうですが、かなり効率良くできそうです。
完成が楽しみです。
協力してくれたタングステンさん、Sさん、本当にありがとうございました。